次に訪れたのが備前市日生町の頭島にある
「日本の海洋文化と伝統を守る要」をコンセプトに誕生した渚の交番「ひなせうみラボ」です。
海洋教育・海洋体験・海洋研究の三つの柱に、知る・学ぶ・体験ができます。
施設の1階には様々な人が利用できる多目的ルームがあり、
情報発信をしたり海の環境について広く知り、
体験、学びのためのスペースとインフォメーション、物販コーナーがあります。
また備前里海・里山ブランド認定商品や地元でとれた新鮮な魚介類・野菜等、
地域循環型環境・エネルギーの取り組みで、かき筏の竹を利用した備前焼、特産品などの販売がされていました。
また、施設敷地内には海洋プラスチックゴミや再生ガラスビーズを使用したアートオブジェが様々な場所に設置されていました。
里海づくり、環境づくりについて考えさせられます。
ひなせうみラボでは、渚の交番ができた経緯や、取り組み、今後の活動などお話を聞くことが出来ました。
体験を通じて、漁協と牡蠣業者さんが何年も何年も努力し協力し合い、
この豊かなアマモの絨毯ができ、学校の活動の中にアマモ体験があることを知りました。
町全体での取り組みが今の日生町のアマモの豊かさや、絶滅しかけていた生き物が復活するまでになったんだなと思いました。
また、活動は海に留まらず、かきがらを資材として卵、野菜、さとうみ米の栽培にも取り組み、農業・漁業関係者、流通業者も集まり里海再生活動を行なっています。
その活動から日生町の人達の決意や覚悟、責任感を感じました。
江田島でも小さなアクションを沢山起こし継続した活動に繋がるように頑張っていきたいです。
【渚の交番 ひなせうみラボ】